比較してみた 日本語文章の校正支援ツール

日本語の文章を構成してくれるサイトを比較して評価しました

本人が書いた文章の間違いに本人で気づくことは、非常に困難だと考えます。なぜなら、一番中身を知っている自分が、間違いないと思って書いた文章であるため間違いがあるとは思っていないからです。
一般に、その間違いに気づくには他人に読んでもらうことが有効です。他人に読んでもらえば、内容のわかりにくいところのほかに、言い回しや使い方や誤字にも気づいてもらえることが可能です。しかし、そのような人が周りにいるのは稀で、ほとんどブロガーやライターには、この困難な作業を自力で、かつ地道に行わなければなりません。たとえば、声に出して読む、一晩寝てから読み直す、写経するなどの方法があります。しかし、どれも時間を要する方法で、見落としが発生し訂正が漏れてしまうことがあります。
ところが、今はこのブラッシュアップ作業の一部を自動的にやってくれる便利なWebサービスがあります。内容の理解はできませんが、誤字脱字、ら抜き言葉、助詞不足などの文章校正については、一瞬で行うことができます。
本記事では、そのようなサービスのうち2020年1月時点で使用可能なツールのうち、Webで使えてかつ無料のものを比較しました。同じ条件で比較するため、ざと間違いを含ませた以下の例文で比較しました。


今回レビューするのは、XX食品から発売されたアボガドパスタソースです。以前テレビ通CMで見かけて、名前がうる覚えだったのですが、あるとき阿部晋三氏が美味しそうに食べているのを見たのをきっかけに食べてみました。味は濃厚で、ブルドッグソースで発売されているレトルトに似ていて美味しいのである。しかし、アボガドがややゴロゴロして弱冠気になりました。食べれないことはないですが、発売前にしっかりシュミレーションしてほしいものです。また、パッケージをみると、結構な種類の科学調味料が含まれている事がわかります。味は合成している確立が高いです。

Enno

蓄積した独自のチェックルールで文章の構成箇所を指摘してくれます。検知された修正箇所は、黄色または緑でハイライトされ、分かりやすくなっています。このサイトの説明によると、キーボードの打ち間違えや誤変換のミスを検知してくれます。例文では、XX箇所の指摘が表示されました。
2020年1月時点では、Chromeで「例文入力」ボタンが反応しませんでした。FireFoxでは、反応しましたが、次のような内部ソースコード付きの例文が挿入されました。現在はメンテナンスされていない可能性があります。また、SSLに対応していないWebサイトであるため、通信中の本文が暗号化されていません。第三者が盗み見ることが可能であるサイトであることに注意が必要です。

エラー例文
10月3日 火曜日
オブジェクト志向言語の学習。
このたびは当学習センターをご利用いただきありがとうございません。大変うれしいです。
ディスクトップにあるアイコンをクリックしますす。表示される動画のに指示従って学習を進めてください。 画像が停止したら、キーボードのCTLRキーを押しながらCキーを押してください。
操作方法がわからない場合はサポートをサポートまでご連絡ください。
ご意見・ご要望のある方は事務局までお知らせいただけまと助かります。
$ ->
$('dt>span')
.click( ->
target = '#id' + $(this).attr('id')
targetOffset = $(target).offset().top - 60
$('html,body').animate({scrollTop: offset},500)
)
ブルドッグソース株式会杜
(注: エラー例文は実在の会社・団体とは無関係です)

チョイミテーナ

Yahoo!デベロッパーネットワークの文章校正エンジンと独自のチェックルールがあるとヘルプに記載があります。チェックボタンを押すと、修正箇所の内容が画面下部に4色で色分けして表示され、本文も4色にハイライトされます。色は深刻度別に分けられているようです。色分けされているので、長い文章でも修正箇所が見つけやすくなっています。
例文では、XX箇所の指摘が表示されました。「確立」は、「確率」が正解だったのですが、見抜けなかったです。後述のサイトもYahoo!デベロッパーネットワークの文章校正エンジンを使っていますが、このサイトの指摘内容が一番分かりやすく見やすいので、個人的には気に入っています。
他のWebサイトが文章校正ツール機能しかないのに対して、チョイミテーナはテキストを音声に変換する機能や、語彙力を強化するリライトツール機能などの付加機能があります。音声に変換する機能は、書いた文章をほぼ自然な日本語で読み上げてくれますので、黙読では気づきにくい言い回しの分かりにくさや、読みにくさなど違った観点で不備に気づける可能性があります。語彙力強化機能は、言葉を識別して別の関連する言葉の候補を表示してくれる機能です。自分が普段使わない言葉は、文章でも書けませんが、類語が表示されると文章をより良い文章に書き直すヒントになります。
このサイトは、SSLに対応しているので、通信中の本文が盗み見されるリスクはないようです。画面が、レスポンシブデザインに対応しているので、モバイル端末で表示しても横スクロールが発生しません。モバイル端末で記事を書く人には、良いかもしれません。

日本語文章校正をサポート

前述のサイトと同じYahoo!デベロッパーネットワークによる文章校正エンジンを使っています。したがって、検知される箇所はこのエンジンの修正箇所のみとなります。修正箇所は、表形式で表示されます。本文中のどの部分に指摘があるのかは、黄色でハイライトしてくれます。左下の「設定をカスタマイズする」を選ぶと、検知される箇所を設定することができます。
このサイトは、SSLに対応していますが、証明書がどうも一般的に認知されている認証機関のものではないようで、私のブラウザChromeでは「完全には保護されていません」と警告が表示されました。

文章校正

前述のサイトと同じYahoo!デベロッパーネットワークによる文章校正エンジンを使っています。したがって、検知される箇所はこのエンジンの修正箇所のみとなります。修正箇所は、箇条書きで表示されます。本文中の修正箇所は、ハイライトされないので、自分で本文中の修正箇所を探す必要があります。本文が長くなると辛い作業になる可能性があります。
このサイトは、文章校正には無関係ですが、全角半角変換、エンコード・デコード変換、HTML変換の機能などがあります。SSL通信に対応しているので、通信中の本文が盗み見されるリスクはないようです。

オンライン日本語校正補助ツール

前述のサイトと同じYahoo!デベロッパーネットワークによる文章校正エンジンを使っています。したがって、検知される箇所はYahoo!デベロッパーネットワークエンジンの修正箇所のみとなります。本文中のどの部分に指摘があるのかは、黄色でハイライトしてくれます。
このサイトもEnnoと同じくSSLに対応していないWebサイトであるため、通信中の本文が暗号化されていません。第三者が盗み見ることが可能であるサイトであることに注意が必要です。